元公務員・現役経験者 監修

公務員を辞めたい
思ったら読む完全ガイド

退職手続きの流れ・退職金・退職代行サービス・失業給付の代替制度まで、公務員特有の注意点を徹底解説します。

3〜6ヶ月前退職申出の目安時期
約330万円勤続10年の退職金目安
3制度公務員向け退職代行
⚠️
【重要】公務員と民間の退職は「ルールが違います」
  • 民間の「2週間ルール(民法627条)」は公務員には適用されません
  • 公務員の退職は任命権者(上司・人事)の承認が必要です
  • 退職代行サービスを使う場合は弁護士法人または弁護士監修の労働組合型のみ推奨されます
  • 雇用保険は非加入のため一般の失業給付は受けられません(代替制度あり)
💡
退職を考えている公務員の方へ

「辞めたい」という気持ちは大切なサインです。焦らず情報収集をしながら、自分に合った選択をしましょう。このサイトでは退職に関わる手続き・お金・サポートサービスを中立的な立場でご案内します。

STEP BY STEP

公務員退職の流れ

一般的なスケジュールと各段階での注意点

退職希望日の3〜6ヶ月前

① 退職の意思決定・情報収集

退職金額・転職先・次のキャリアをシミュレーションする。家族への相談もこのタイミングで。

退職希望日の2〜3ヶ月前

② 上司・人事への退職申出

直属の上司に口頭で申し出るのが一般的。書面(退職願)の提出を求められることが多い。「辞表」は慣用的に使われる表現で、実態は依願退職(退職願)と同じです。

💡 タイミングは年度末(3月)が人事的に動きやすいが、精神的・体力的な理由がある場合はいつでも可能。
退職希望日の1〜2ヶ月前

③ 退職承認・業務引き継ぎ

任命権者による承認を経て退職が正式決定。業務の引き継ぎ資料作成・後任者への説明を行う。

退職前後

④ 各種手続き・証明書の受け取り

退職辞令・雇用期間証明書・退職所得の源泉徴収票を受け取る。健康保険・年金の切り替え手続きも忘れずに。

💡 退職後は国民健康保険または任意継続保険(最長2年)のどちらかを選択。保険料を比較して決めよう。
退職後1〜3ヶ月

⑤ 退職金受取・次のステップ

退職金は退職後1〜3ヶ月で支払われることが多い(自治体・省庁により異なる)。転職活動・求職活動をスタート。

RETIREMENT MONEY

公務員の退職金はいくら?

勤続年数別の目安額(地方公務員・国家公務員共通の概算)

勤続年数退職理由目安額(概算)備考
5年自己都合約70〜100万円短期退職は支給率が低い
10年自己都合約250〜350万円支給率が上がり始める
15年自己都合約550〜700万円転職検討に有利な水準
20年自己都合約1,000〜1,500万円課税控除も大きくなる
25年自己都合約1,300〜1,600万円勤続20年超で控除増加
定年(60歳)定年退職約2,000〜2,300万円最大水準・割増あり
※上記は概算です。実際の退職金は給与月額・在職中の勤務評価・各自治体の条例・在職期間によって異なります。詳しくは所属の人事担当課にご確認ください。
※退職金には所得税がかかりますが、「退職所得控除」により大部分が非課税となるケースが多いです。
📋
退職金の税金について
  • 勤続年数20年以下:40万円×勤続年数(最低80万円)が控除
  • 勤続年数20年超:800万円+70万円×(勤続年数−20年)が控除
  • 退職金から控除額を引いた1/2の金額に税率が適用される
  • 退職前に「退職所得の受給に関する申告書」を提出すると手続きが楽になる
UNEMPLOYMENT

公務員の「失業給付」はどうなる?

雇用保険に加入していない公務員専用の制度があります

公務員はハローワークの「失業給付(基本手当)」を受けられません

公務員は雇用保険に加入していないため、一般の失業給付(雇用保険の基本手当)は対象外です。

代わりに「失業者の退職手当」制度があります
  • 根拠法:国家公務員退職手当法・各自治体条例
  • 内閣人事局(国)・各自治体人事課が管轄
  • 雇用保険の失業給付に相当する手当が支給される
  • 申請先:退職した省庁・自治体の人事担当課
  • 受給期間・金額は雇用保険の基本手当に準じた計算式
退職後にハローワークへの届出は必要?

民間転職を希望する場合はハローワークへの登録が求職活動に役立ちます。ただし失業給付は受けられないため、「求職申込み」は任意です。

健康保険・年金はどうなる?

退職後は①国民健康保険への加入、②任意継続(最長2年)、③家族の扶養に入るの3択。国民年金への切り替えも退職日から14日以内に手続きが必要です。

共済年金はどうなる?

公務員は共済年金に加入していますが、2015年に厚生年金に一元化されました。退職後は厚生年金の記録として引き継がれます。

RESIGNATION AGENCY

退職代行サービスを使いたい場合

公務員が使える退職代行は「弁護士法人」または「弁護士監修の労働組合型」のみ推奨

⚠️
なぜ弁護士法人・弁護士監修サービスのみ推奨なのか?
  • 公務員の退職は任命権者の承認が必要(国家公務員法・地方公務員法)
  • 民間の「2週間で退職できる(民法627条)」ルールは公務員に適用されない
  • 一般の退職代行業者(非弁護士)は公務員の交渉を代理できない(弁護士法違反リスク)
  • 弁護士法人なら交渉権限があり、公務員の複雑なケースにも対応可能
★ 公務員実績あり
労働組合

退職代行SARABA

料金:24,000円(税込)
  • 退職率98%以上の実績
  • 追加費用なし・返金保証あり
  • LINE・電話で24時間相談可
  • 労働組合が運営(交渉権あり)
公式サイトを見る →
労働組合

退職代行Jobs

料金:27,000円(税込)
  • 弁護士監修・労働組合連携
  • 即日退職に対応
  • 転職サポートあり
  • LINE対応で安心
公式サイトを見る →
労働組合

退職代行モームリ

料金:22,000円(税込)
  • 業界最安値水準
  • 労働組合が直接対応
  • 相談無料・何度でもOK
  • 即日退職実績多数
公式サイトを見る →
※退職代行サービスは民間サービスです。公務員の場合、任命権者の承認なしに退職が確定するわけではありません。複雑な状況(ハラスメント・強制引き留め等)は弁護士に直接相談することを強くおすすめします。
※上記料金・サービス内容は変更される場合があります。必ず公式サイトでご確認ください。
SITUATION GUIDE

状況別・退職の対処法

あなたの状況に合った選択肢を確認しよう

⚠️ 緊急・体調不良

心身の不調で限界のとき

うつ病・適応障害などの診断がある場合は、まず休職制度を活用してください。公務員は最長3年の休職が可能(病気休暇・休職)。

  • 病気休暇:最初の90日は給与全額支給
  • 休職:最長3年・共済組合から給付あり
  • 産業医・メンタルヘルス相談窓口を利用
💼 転職・キャリアチェンジ

前向きな理由で辞めたいとき

転職先が決まってから退職するのが理想。公務員経験は民間でも高く評価される分野があります。

  • 在職中に転職活動を開始(秘密厳守)
  • 内定獲得後に退職申出
  • 副業・スキルアップを事前に準備
🚨 ハラスメント・引き留め

辞められない状況のとき

強い引き留め・パワハラ・言葉の圧力などで退職できない状況は違法になる場合があります。

  • 退職代行サービスの活用を検討
  • 都道府県の労働相談窓口への相談
  • 弁護士への法律相談(初回無料多数)
JOB CHANGE

公務員からの転職サポート

公務員経験を活かせる転職サービス・相談窓口

🏢 リクルートエージェント

国内最大級の転職支援

求人数100万件超・非公開求人多数

業種・職種問わず幅広い求人。公務員→民間の転職実績も豊富。専任アドバイザーが転職をサポート。

  • 完全無料(求職者は料金不要)
  • 書類添削・面接対策あり
  • 全国対応
📋 マイナビ転職

20〜30代に強い転職サイト

スカウト機能・スマホ対応

若手公務員の転職に強い。未経験歓迎求人が充実しており、民間初挑戦にも安心。

  • スカウトメール機能
  • 応募書類テンプレート提供
  • 転職ノウハウ記事が充実
⭐ パソナキャリア

ハイクラス転職に強み

管理職・専門職向け

公務員からコンサルティング・専門職・管理職への転職実績豊富。高年収求人が多い。

  • 専任コンサルタントが担当
  • 年収交渉サポートあり
  • 内定後もフォロー
🏛️
ハローワーク(公共職業安定所)も活用しよう

民間転職エージェントと並行して、ハローワークへの登録も有効です。地元密着の求人・職業訓練などが利用できます。失業給付は受けられませんが、「失業者の退職手当」の申請先でもあります。

ハローワークインターネットサービス →
※転職サービスはすべて無料でご利用いただけます(求職者負担なし)。ただし登録・利用は各サービスの利用規約に従ってください。
CHECKLIST

退職前にやること・確認リスト

退職日が決まったら必ず確認しておきたい10項目

退職金の概算を計算する

人事担当課に確認するか、所属の退職手当条例をもとに試算。退職時期によって大きく変わる場合あり。

年次有給休暇の残日数を確認する

退職前に消化するか、一部買い取り制度があるか確認(自治体により異なる)。

共済組合の各種保険・貯金の処理

共済組合の短期給付・医療保険の任意継続手続き。貯蓄型保険があれば解約・移管の手続き。

健康保険の切り替え

国民健康保険か任意継続(最長2年)かを比較して選択。任意継続保険:退職翌日から20日以内に共済組合へ届出。国民健康保険:退職翌日から14日以内に市区町村窓口で加入手続きが必要。

年金の切り替え(退職後14日以内)

市区町村の国民年金課で第1号被保険者への変更手続き(転職先で厚生年金に加入する場合は不要)。

源泉徴収票・退職証明書の受け取り

翌年の確定申告や転職先への提出に必要。発行を依頼しておく。

「失業者の退職手当」の申請

退職した省庁・自治体の人事担当課に申請。受給資格・期間を確認しておく。

身分証・貸与品の返却

職員証・庁舎入館証・パソコン・制服など。紛失した場合は早めに報告。

守秘義務・服務制限の確認

退職後も守秘義務は継続(国家公務員法100条・地方公務員法34条)。転職先での情報漏洩に注意。

退職後の再就職制限の確認

管理職・一定職位以上の公務員は、退職前5年間に在職していた機関と密接な関係がある営利企業への再就職が退職後2年間制限されます(国家公務員法103条・104条等・地方公務員法38条)。転職先が制限対象企業に当たらないか必ず確認してください。

退職後の確定申告

年の途中で退職した場合は確定申告が必要。退職金にかかる税金の精算も忘れずに。

FAQ

よくある質問

民間の「2週間前に申し出れば退職できる(民法627条)」というルールは公務員には適用されません。公務員の退職は任命権者(上司・人事)の承認が必要です。実際には2〜6ヶ月前の申し出が一般的です。
まず病気休暇(最初の90日は有給)・休職制度(最長3年、共済組合から給付あり)の利用をご検討ください。休職しながら回復を待ち、転職活動をする方も多いです。どうしても退職を希望する場合は、産業医や主治医に診断書を書いてもらい、人事担当課に相談してください。
公務員の場合、非弁護士が運営する退職代行は法的リスクがあります。公務員が退職代行を使う場合は「弁護士法人が運営するサービス」か「弁護士監修の労働組合型」のみをお選びください。SARABA・Jobs・モームリはいずれも労働組合が運営しており、弁護士との連携があります。
公務員は雇用保険に加入していないため、ハローワークの失業給付(基本手当)は受けられません。代わりに「失業者の退職手当」という制度があります。申請先は退職した省庁・自治体の人事担当課です。金額・期間は雇用保険の基本手当に準じます。
退職の自由は法律で保障されています。強硬な引き止めや脅迫的な言動があれば違法になる場合があります。①退職届を書面で提出(内容証明も有効)、②都道府県労働委員会・総務省の相談窓口への申告、③弁護士への相談、④退職代行サービスの利用などを検討してください。
公務員経験は特定の分野で高く評価されます。①コンサルティング(行政・政策系)、②金融(地域金融機関)、③IT・DX推進、④社会福祉・医療、⑤法人営業(官公庁営業担当として)などが代表的です。転職エージェントに相談すると、自分の強みが活かせる業界を見つけやすいです。
BOOKS

退職前後に読んでおきたい厳選書籍

手続き・お金・次のキャリアをしっかり準備するための3冊

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退職・転職は人生の大きな転機です。一人で抱え込まず、専門家やサービスをうまく使いながら、自分らしいキャリアを選択しましょう。

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